Twitter眺めていたら「このマンガがひどい」の2019年度版が出ていると言うことなので見に行った。

という事でおおかみ書房ブログで掲載中の【この漫画がひどい」2019年版をちょろちょろ見ていた中で、ガロの副編集長をされていた白鳥氏を知る。 2017年に亡くなられていたということで彼のブログにいきつく。http://shiratorichikao.blog.fc2.com/

その闘病生活を綴るブログは非常に感銘を受けた。生きる執着とその言葉の強さがガツンガツン当たってくる。この闘いっぷりを見るにつけ、小釣君を思い出す。白鳥氏は奥様に先立たれており、その当時の記録も目の前で流れるかのようにビジュアルに富む上、微細に渡る情景と心情の記録が生々しく刺さる。奥様だったやまだ紫氏の漫画、是非読んでみたい。

ほんでブリューゲル展いって来た

ブリューゲルつうかボッシュあたりが活躍した1500年ごろから始まるオランダ界隈の版画展の様相。

見所はボシュあたりの時期に量産されたらしきボシュスタイルのパチモン版画。

当時の生活者にどのぐらいの文化感があったんかしらんけど、オモシロ風刺画の体をビシビシ感じるに一般庶民がたしなんどったんかなぁとか思ったり。

件のバベルの塔は鑑賞のために1時間近く並ぶというお祭り感だったのでチラ見してもう一度眺めときたい作品を回る。

同時期開催の「風景表現の現在」、

こういったコレクションやグループ展って音楽でいうコンピレーションみたいなものやと思っており、

今回グッときたのは坂本夏子氏のアクリル網膜絵画と宮本隆司氏のガラス越しの写真。

あと、ログズキャラリーのビデオ展示。毎週金曜20時からは爆音でやってるらしいんでそっちいってみたいなぁ。

ざざっと見た後、風景表現として提示したキュレーターの心内など想像しながらぐるぐると回る。

いや〜美術館ってほんと最高ですね。