鈴木淳也氏 https://twitter.com/junyathesphere の作成された童夢解説本到着。連載当時の各話の解説と単行本の解説。これまで童夢はリアリティを突きつける物語として捉えていたけど、創作の現場を垣間見られるこの解説と併せて読むことで新しい見方が見えてくる気配。底本と合わせてじっくり付き合いたい。
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2023Farther’sDay
先日「お父さんなに好きなん?」と質問が入ったのでしばし考えて「肉」と答えたところ手紙を貰った。
まんが肉は世代を超えた共通言語になったのだろうか。
白取千夏雄『全身編集者』
じっくり読もうと思っていたが、いっきに読んでしもた。
口述起こしだからかだろうか、白鳥氏の息遣い語り口が見えてきて、しかもその熱さといったらない。
白鳥氏が在籍されていた当時のガロには触れていないのだが、ちょうどデジタルとインターネットの洗礼を受けたその時。
デジタルガロやねこぢるうどんのROMマガジンを手に入れていたことを思い出す。
にしても、氏の自分への真摯さといったらない。己に忠実に誠実に突き進んできたという自負が溢れて出るよう。
創作にがぷり四つを組んでやってきたその生き様、確かに受け取りました。
わしらが京都に来たその頃、白鳥夫妻も京都にいたのだと思うと、なぜもっと出歩かなかったのかとも思う。
どこかで、どこかの場所で、邂逅することもあったかもしれない。
そもそも白鳥氏を知ったのは、おおかみ書房氏が立ち上げていた奇特なブログサイト「なめくじ長屋奇考録」で展開されていた漫画ローレンスの褒めゴロシに感銘をうけ、そのサイトから辿った先が白鳥氏のブログであり、その圧縮テキスト群を貪るように読んだ。そして氏のお連れ合いのやまだ紫画聖を知り、性悪猫や鳳仙花にたどり着いた。
我が家の本棚に並ぶことで、やまだ紫画聖の作品を少なくとも8人の人間が手にとって読む機会が生まれた。子供らにも何かしら刺さることがあってほしいなと思う。
全身編集者は以下から入手すべし。