おたふくに寄った

藤森のおたふくに寄った

飯をすまそうと本町通りを走っており、思い立って藤森のおたふくへ。

京都に越して10年?になるけど一度も行ってなかったので。

入るとカウンターの奥にお客さん一人と女将さんとバイトらしきニーチャン。うちのオカンのような「もうこれにしとき」スタイルでグイグイ攻めてくる。

突き出しで出てきた味の南蛮漬けからして、旨い。

おすすめのハモとカツオのたたきを頼むと「これをちょびっとつけるのも美味しいねんで」と粗塩と手作りの柚子胡椒。またこの柚子胡椒が少量でもよう効いてええ感じ。

蓮根まんじゅうもゆりと小エビのぷりっとしたのんが練り込まれておって、濃いめのあじつけ。

「みなさん頼まはらへんねんけどな、これうちのおすすめやねん」とまで言われたら喰わざるをえない、花玉ねぎ。玉ねぎに濃い目の出汁と七味かけて熱を通した一品なのやけど、これ、旨いわ。なんでも名物がないことを不憫に思った祇園のママさんに伝授してもらったとのこと。

ようよう話したら隣のおっ様はお義父さんの友人だったりでローカル気分満喫しつつお会計して、

二軒目向かう!

お好み焼き屋 だるま で焼きそばを喰らう

行ったことなかったなと思い近所のお好み焼き屋、だるまに。

基本姿勢として粉もんは家で作るもんだってのがあるので外でお好み焼きや焼きそば、ラーメンは食べなかったのやけど、ここ10〜15年、そんなポリシーも崩れ落ちており。

夕立さけながら入ってみるとしたたかに酔ったオジンとバーさまが焼きそば突くそばでテレビ眺めるおかみさんひとり。

とりあえず焼きそば定食を頼み、待つことしばし。

おかみさん、空いたテーブルの鉄板で焼きそばを炒め出し。オジンは安倍がハンニャらハンニャら酔いに任せて吠えており、時折りおかみさんになんか同意を求めるが滑舌悪すぎて何言ってるかわからん。

といったステキな昭和情景の中いただく焼きそばはしっかりとしたコシの太麺、別段旨いわけでもなく日常の一コマ感に溢れた良き休日を感じるひとときやった。