来日まで眠れぬ夜を現状の最新作all roads lead to ausfahrtでやりくりしつつ、
いってきました十三はファンダンゴ。09/03/27のことです。
いやー仕事で打ち合わせが長引き、途中からあんまりそわそわしないで状態だったので何を急いとるのか不審に思われたかもしれぬがとにかくチャリンコをダッシュで漕いで家に到着、
ひさびさになにを着ようかと迷うこともなくタンス明けた目の前にはYouKillMeのシャツがくちゃっとまるまっていたのでそでを通したところパッツンパッツン。
しゃれっけ出してロンTに重ね着したらさらにパッツンパッツンでアメリカのアホウっぽくなったので十三へ。
到着してひさしぶりの夜の十三、姐さんやポン引き、やんごとないリーマンの跋扈する中
気持ははやりながらもええ年こいてこのスケベ通りを速足で歩くのもダサいので大人の余裕でファンダンゴ到着。
キャッシャーでドリンク代はらっとると、奥のカウンターからアキラ登場!なんか話したような気がするが、きもそぞろで全然覚えとらん。
ちょうどはじまったとこかどうなのかはわからぬ午後8時半、ステージには13年ぶり?の御大達が!あいかわらずのバキバキな音質とえげつないテクニックでしびれるパンクチューンをたたきだしておる!
客席見渡すと見知った顔がちらほら、とりいそぎビールを片手にステージへ。
いやーーーしかし、前回の来日、あのころも爺やったけども、今回もあいかわらず爺!
あ!みんなハゲかけ!
曲は新旧とりまぜつつというよりファーストから現在までフォローするラインナップでうれしいかぎり。
合唱したり、拳振り上げたり、上着脱いだり、便所行く途中で見かけたSHINのケツたたいたり、
あっちゅうまに時はすぎ、舞台を退いて便所方面に向かうNoMeansNoの兄貴たち。
楽屋に帰らないところがさすがシニカルでユーモアたっぷりな兄貴たちのやりそうなことで、
アンコールはじまると、ステージわきからHIDE氏乱入!
なんか前回も乱入してた気がするが、たぶん時間はあの時のままつながっているんだろう。
最後OhNoBlunoとかハンソンブラザーズやったりでさくっとかえっていったけど、それでも時間は10時を超えており、ほんまようやってくれたと感謝のしきり。
ファンダンゴバータイム始まる中、水色ブレインの銀河クンとおれのほうがNoMeansNo好きじゃいとドングリの背比べしたり、クリトリックリスのスギムに嫁はん紹介してもろたり、シンとシャツほしーなー、金ないなーとだべったり、カウンターに陣取ってたアキラとたらたら話したりしながら、チケット代としてこずかい前借りしているぐらいなのでそそくさと自宅を目指す。
みなとバイバイして一人単三電池で稼働するMP3プレーヤーに入れたNoMeansNoをながしながら駅に向かうと、なんだかなんだかとっても切なくなってきた。
なんだろう、なんで気分が沈んでるんだろうと思いながら電車に乗り、本町で降りて地上に出ると、なんだか泣きたい気分。
そこではたと気づいた。これ本気で感謝してたときの気分といっしょや!
そうや!JohnnyCash聞いてボロボロ泣いた時の気分といっしょや!
人生の黄昏を垣間見た時の心持という、なんだかポツネンとしたこの感覚をかみしめながら自宅に到着。
どやった?と嫁に問われるも、なんとも答えられる気分でもなく、
雑炊あるでといわれたので頂くと、なんだかスッキリした。
なんや!腹減ってただけか!俺!
といった一日であった。
抽象を抽象化して笑い飛ばしてン十年、NoMeansNoははにかみながら永遠の中二で
ありつづけることだろうし、Icon化からすりぬけて、対峙するわしらをおちょくりつづけていくのやろう。
動画はおそらく1980年前後のデュオの時の映像。
ということはもう30年弱はやっとるのやな。ストイックでありつつ、カナダ無神論なイキフンがたっぷり。
NoMeansNoの諸先輩方はわしにとってヒーローであるのは当然として、
これからは人として目指していきたいと感じておる次第。
いや、いつかはきっと同じステージに立ちたい!