んで、2006/03/05はうわさの「京都嵯峨野に吹く風は~」でおなじみ嵐山に突如現れた和物テーマパーク「時雨殿」a.k.a.任天堂に向かうため、豊人に京都観光地いってみたいなどと目的をはぐらかしてうちの両親および嫁をおびき出すのに成功した。
で、時雨殿はちょうど昼時ということもあってかそんなにこんでおらず、京都空中散歩や百歌絢爛エキシビジョンの入り口で、先にインタラクティブに興じていた団体のまるで大きなお友達と小さなお友達がごたまぜになったような光景に、
はしたない姿。
なんてはしたないとかおもったり、コンパニオンのねーさんがまた美人ぞろいで、しかも着物、ついつい襟元に視線がいってしまい、嫁の目が怖かった。まあ、鬼(嫁)がゲームに興じる間にコンパニオンの写真をすこしばかり撮ったが、ここでは公開せず、己のなぐさみモノとしておく。
はしたなくも任天堂を探し出し、悦に浸った俺の証拠。
しかしまあ、端末が渋い。「時雨殿なび」というNintendoDSの改造品だが、このジャケット、全面刺繍。
んで、スタイラスが竹の小筆をイメージしたもの。 長さ的にも丁度よい。
んで、カートリッジはどないなってんねやろとみてみると、ねじで固定されていた。
てな感じで、会場のかたすみであやしくしておると当然コンパニオンが不穏な空気を感じ取ったかよってきたので、「これなんぼですか?」と問うて見たところ、「特注ですんでかなり高いですよ」
とのこと。オークションを待つとしよう。
で、 二階に上がると素敵なグッズに遭遇。
いっかに一セット、愛国百人一首。
愛国百人一首とのことで、 ざっとみたところ、あからさまな富国強兵というよりは、なんだか侘び寂びを感じる奥行きのある百人一首。このご時世、ぜひとも再発していただきたい感じ。
そんなこんなで時雨殿をあとにして、喫茶店でもいこかと思案しておると、豊人が「しゃる!」
とのたまったので、なんのことかと指差した張り紙をみてみれば近くに「嵐山モンキーパークいわたやま」という、およそこの風雅な周囲の風景とは似ても似つかないものが存在するとのこと。
張り紙では、本当に近くらしく、時雨殿から桂川はさんで反対の山の頂上らしい。
なぜサルたちは降りてこないのかと不思議に思えたので、いってみることにした。
入り口では、一人800円強払うことになり、すこしまよったが、まあもう二度と来ないほうが確率高いし、豊人に動物の恐ろしさを味わってもらうのも一興かと入園。したところ。
山道やった。嫁はぼそっと 「昇降運動はやばいんやけどな…」とのたまったので、ゆっくり来てくださいといっておき、元気いっぱい豊人と、孫に盲目的な愛情を注ぐ我が親父がどんどん進んでいく。
さて頂上。というかそのゴール地点は展望台であり、どーせいても数匹だろうとたかをくくってましたが、いっぱいいました。年甲斐もなく「サルだ!」と興奮しました。そういえば、間近でサルを見たのは豊人同様、俺も初めてでした。33でサルデビュー。
サル注釈として、決してえさは与えるな。目をあわすな。触れるな。
ということで、ここからは京都市内が一望でき、金入れなうごかん望遠鏡をぜひのぞいて嫁実家見えるかためしたかったのですが、あいにく サルに先に場所をとられており、その願い叶わずでした。
展望台には小屋が備え付けられており、入り口には係員のにーちゃんが、「ご休憩はこちらでどうぞー」と声をかけておられた。そのまわりにはサルがたかっており、どうやら小屋の中からならえさを与えられる模様。
人小屋風景。
どっちかつーと、サルに捕獲された気分を味わえるこの小屋にてしばしそのサル生活を鑑賞する。
サルと人。ここではサルが優位に立つ。
飽きたので下山。
いつもは飯よばれて昼寝するだけのぐうたら京都訪問だが、今回は非常にみのりある一日であった。
さらに豊人の「モンキー」という語彙も増え、また一歩人間道への歩みを進めることができ、父として誇らしく思ったこの日曜日。
時雨殿
嵐山モンキーパークいわたやま