ハード・コア

終わって右肩にOBAYバッジ着けた自分のルーツを便所の鏡で確認しつつ、いつもなら行き交うネーチャンに目配せしながら漕ぐチャリのペダルは熱に浮かされるように強く早く。視線は正面を見据え、自宅も通り過ぎた。

思い出したようにコンビニに入り、カップラーメンを手に取り金を払い、「ありがとう」と店員に伝え、自宅に折り返した。ありがとうハード・コア。

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